かもしか道具店
なっとうバチ ふつう白
¥2,200(税込)
ぐるぐる、ぐるぐる旨味を引き出す納豆専用の鉢
納豆の粘りを引き出す内側の溝。ふわっと美味しい納豆にかわったら片口からこぼさずごはんの上に。洗う時はネバつかず簡単に落ちてお手入れらくらく。
かき混ぜると空気を含み、ふんわりとした食感の美味しい納豆に
専用のなっとうまぜ棒も
溶き卵や、ゴマすりにも。
日本に住む私たちにとって、朝食から夕食まで、子供から大人まで、ほとんどのご家庭の食卓を支えている食品というのが「納豆」。一説には縄文時代から食べられている食品といわれています。
そんな「納豆」ですが、実は、さらに美味しくするための食べ方、また逆に、やってはいけない食べ方があるということをあなたはご存でじしょうか?
今回のコラムでは、美味しい納豆の食べ方、正しい納豆の食べ方をご紹介致します。普段何となくご飯と一緒に食べている納豆ですが、納豆の食べ方にこだわりを持つことで、より上質な納豆ライフを送ることを目指しましょう。
ご飯のお供の圧倒的な代表格「納豆」。その納豆をさらに美味しく食べるための方法に関しては、昔からしばしば物議を醸す論争が起こることがあります。
皆さんも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。まずはその論争からご紹介いたします。
一つ目の論争は”付属のたれをかけるタイミング”についてです。
これには、”納豆を混ぜる前にかける派”と、”納豆を混ぜた後にかける派”に分かれることが多いかと思います。さらに言うと、”納豆にはタレはかけない派”もいます。
この3つの派の食べ方、どれがご飯として一番美味しく納豆を食べることができているのでしょうか。
この論争の答え、それは”納豆を混ぜた後にかける派”となります。
それはなぜでしょうか。
納豆の粒のまわりには白くモコモコしたようなものが見えます。これは「被り」と呼ばれる納豆菌の菌層です。「被り」にはアミノ酸を始めとするたくさんの酵素が含まれており、いわば旨味成分の塊です。
実は、混ぜる前か混ぜた後にタレをかけることは「被り」に大きな影響を与えると言われています。タレを先に入れてしまうと、豆に付いている旨味成分が洗い流されてしまい、納豆の旨味が消えてしまいます。
一方、タレを加える前によく混ぜると、「被り」のアミノ酸組成が納豆全体に均一に行き渡ります。豆に旨味成分が行き渡った状態でタレを加えると、納豆全体がおいしく仕上がる効果があります。
全国納豆協同組合連合会によれば、「タレを入れてからかき混ぜると、タレの水気で糸のふっくら感が薄れてしまいます。タレを入れずにかき混ぜると糸がふっくらして体積が広がり、舌がうまみ成分と触れ合う部分が増えるので、タレは後に入れた方がおいしく感じる効果があります。」とのことでした。
二つ目の論争は、”納豆を混ぜる回数”についてです。これには、”納豆を混ぜない派”と、”納豆を○○回混ぜる派”に分かれることが多いかと思います。どれが一番美味しく納豆を食べることができているのでしょうか。次はその論争をご紹介いたします。
この論争の答え、それは”納豆は混ぜた方が良いが明確な回数規定はない”となります。
それはなぜでしょうか。
納豆を混ぜない場合、粘り気に含まれるポリグルタミン酸と呼ばれるアミノ酸がそのままになってしまい、本来の味を十分に発揮することができません。
このポリグルタミン酸ですが、実は納豆を混ぜることで、旨味成分で有名な「グルタミン酸」を作ります。そのため納豆はよく混ぜることで旨味成分が多くなりより美味しくなります。
また、納豆は混ぜることにより豆の周囲についた粘り成分が集まり、空気を含んで、舌触りがまろやかになります。そのため、納豆は適度に混ぜた方がより美味しく食べることができます。
さて、私たちヒトは日々の健康を維持していくために必要不可欠な栄養素があります。それは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった5大栄養素と呼ばれる栄養素になります。実は、この5大栄養素全てが”納豆”に含まれていることは皆さんご存知でしょうか。
むしろ、第6の栄養素とも言われている食物繊維すら豊富に含まれています。そのため、一部では”納豆は食品としてほぼスーパーフード”とまで言われています。
ただ、納豆の正しい食べ方を知らなければこれらの様な栄養価が損なわれている可能性があります。ここで”正しい納豆の食べ方”、つまり”納豆の栄養素を十分に摂取できる食べ方”をご紹介いたします。
前述の通り、食品として納豆はスーパーフードと呼ばれるくらい栄養価の高い食品ですが、ここで最も重要になるのは、納豆に含まれる”ナットウキナーゼ”という酵素です。
”ナットウキナーゼ”は血流を改善することで高めの血圧を下げる働きがあるといわれています。 要するに血液をサラサラにする効果があるのですが、実はこの酵素、高温になると活性効果が減少してしまうのです。厳密には50℃以上で活性が鈍くなり、70℃でほぼ働きを失ってしまうと言われています。
そのため納豆を食べる際はできるだけ加熱しない方が良いでしょう。納豆はご飯にのせて食べることが多いかと思いますが、よく耳にする”熱々ご飯にのせない方が良い”という説は、完全に間違いではありませんが、そこまで大きな影響はないと言われております。
いかがでしたでしょうか。
本コラムでは、”美味しい納豆の食べ方、正しい納豆の食べ方”をご紹介させていただきました。お読みいただいた中で、少しでも皆様の納豆ライフをより充実させるためにお役に立てれば幸いです。
また、本店では旨味を引き出す納豆専用の鉢”なっとうバチ”を販売しております。道具を利用することにより、さらに納豆は美味しく食べることができます。
この機会に是非ご覧いただければ幸いです。
ふつうはパック入りの納豆2パック。こぶりは1パックがちょうど入るサイズです。