かもしか道具店
ごはんの鍋 1合(白)
¥4,840(税込)
直火で炊いたごはんが食卓にある幸せ。
お米と水を鍋に入れ、火にかけてプクプクと吹いてきたら、弱火に、そのプクプクが収まって湯気だけになったら、火を止める。ボタンを押したらいつの間にか炊けている炊飯器のようにはいかないけど、少しの手間と、気をかけながら炊いたごはんはとても愛おしくて、幸せな味。
かもしか道具店のごはんの鍋は、そんな時間を食卓に運ぶ道具です。
何種類もの試作の鍋で炊き比べ、
鍋のサイズをきめました!
鍋のサイズを決めるために、何種類もの試作の鍋で、試し炊きをしました。炊き上がったごはんを小皿につけて、社内のスタッフで食べ比べ。美味しく炊けるのは、ジャストサイズであることがわかりました。地元のお米農家さんのアドバイスもいただき、1合、2合、3合サイズのごはんの鍋が誕生しました。
蓋に穴がないから蒸気が漏れずに、循環。
ふっくらもっちりの美味しいごはんを炊くことができます。
1合用、2合用、3合用の3サイズ。
ジャストサイズを選ぶことも、美味しいごはんを炊く秘訣。
食卓に鍋ごと置いておひつ代わりに。
余ったごはんは鍋ごと電子レンジでチンで炊きたての味。
そもそも土鍋とは、土や陶土で作られた日本の伝統的調理器具です。土鍋は熱伝導が低く、調理で火にかけた際に素材に時間をかけて均質に熱が伝わります。これによって丁寧に煮込むことが可能なため、旨味・風味を際立たせることができます。
土鍋はご飯、煮物、シチュー、お粥、鍋料理等の調理に用いられます。
また、土鍋は様々な形やサイズが存在し、地域によっても特徴があります。
土鍋でごはんを炊くというと面倒くさいという印象もあるかと思いますが、実はかなりメリットが多いのでいくつかご紹介いたします。
土鍋で炊いた方が、炊飯器で炊いたごはんより美味しいのは、前述した通り熱伝導率が低いからです。
土鍋の熱伝導率は金属製の炊飯器に比べて1/100~1/300程度と言われており、加熱すると温度はゆっくりと上昇しますので、お米がふっくらツヤツヤに仕上がります。
そのため「弱火」にするのもごはんを美味しくするコツの一つになります。
土鍋を使えば、自分で火加減を調節しながら調理することができます。火を強めて焦げ目をつけたり、逆に火を弱めて少し柔らかめにしたりと、柔軟な調理が可能です。
実は思ってるより土鍋は洗いやすいというメリットもあります。
炊飯器の場合は、フッ素樹脂製の釜や内蓋、ゴム部分などをスポンジなどで丁寧に洗い、傷がつかないようにしなければなりません。その点、土鍋なら土鍋と蓋を洗えばいいので、簡単に洗い物が終わります。基本的に表面は丈夫なので、スポンジだけでなく柔らかめのたわしなども使えます。
実は土鍋の方が、炊飯器よりも早く炊き上がります。
通常、炊飯器は50~60分程度かかりますが、土鍋は20~30分程度で炊き上がります。
炊飯器のご飯は、次の日になると黄色くなったり、においが気になることもあります。黄ばみは、お米に含まれる糖質とアミノ酸が化学反応を起こして起こるメイラード反応といい、長期間保温にしておくと起こります。においに関しては長期間保温により雑菌が繁殖して発生すると言われています。
土鍋は時間が経っても黄色くなったり、においがつくようなことはありません。また土鍋は蓋があるため湿度が保たれ、次の日に電子レンジで温めれば炊飯器よりも美味しく食べられるというメリットもあります。
土鍋を買ったらまず行うのが「目止め」になります。
土鍋は吸水性が高いため、「目止め」をせず使用すると食材の色や匂いが入り込んでしまうので、それを防ぐために「目止め」を行います。
米もしくは米の研ぎ汁、小麦粉か片栗粉などでんぷん質の食材ものをを土鍋に入れて弱火でじっくり煮込むだけで「目止め」になりますので下記の手順で行いましょう。
①土鍋を水洗いし乾燥させる
②8分目まで水を入れで前述のでんぷん質の食材を入れる
③蓋をせずに弱火でじっくり1時間火にかける
④自然に冷えたら中身を出し水洗いし再び乾燥させる
土鍋で特におすすめなのが「萬古焼」で、非常に丈夫で割れにくいのが特徴です。
素朴な雰囲気且つデザイン性も高くおしゃれな雰囲気もあり、かわいい土鍋をお探しの方にもぴったりです。三重県四日市市と菰野市には萬古焼の窯元が多く種類もかなり豊富にあります。
熱に強く高熱でも割れにくいので耐久性の面でもおすすめです。
①お米を計量しボウルに入れすべて浸るまで水を加える
お米は水を一気に吸収します。
②10秒程度2〜3回かき混ぜた後水を捨てる
時間が経つと米ぬかの匂いが移りますので、水はすぐに捨ててください。
③軽くかき混ぜて研ぐ
15~20回軽く押して、お米の摩擦を利用して研ぐ感じで、ゴシゴシせず優しく研ぎましょう。
④水を加えて研ぎ汁を捨てる
軽くかき回して底にある研ぎ汁も必ず捨てましょう。
⑤ ③-④を繰り返し
現在は精米がしっかりしているので、昔のように何度もしなくても大丈夫です。
⑥水に浸しておく
必ずしも浸す必要はないですが、できれば夏は30分、冬は1時間ほど浸してください。 傷みの原因となるので土鍋では浸さないようにしてください。
⑦水を捨てる
土鍋にお米を入れ、水を加えれば完成です。
お米を炊く際にお水の量は非常に重要ですが、好みもありますので、下記分量を参考にして調整してみてください。
・1合:200cc〜250cc
・2合:400cc〜450cc
・3合:600cc〜650cc
お米1合(180ml)の1.2倍程度にするのが適量といわれています。
火加減は、土鍋で炊飯する際に最も重要になりますので、こちらも下記を参考にして調整してみてください。
・まず中火よりやや強めで12~15分。 蓋がカタカタいいながら蒸気が出ます。
・蒸気が出てきたら弱火にして5分炊いてください。 1~2分伸ばすことでおこげも楽しめます。
・火を止めたらそのまま20分蒸らします。その際決して蓋は取らないでください。
時間を測る際はタイマーを使うといいでしょう。
土鍋は保温機能がないため、ごはんが冷めたら再度加熱する必要があります。
また、鍋ごと電子レンジにかけて問題ないですが、温まるまである程度の時間が必要となります。
土鍋でごはんを炊く場合、タイマーもなく火も使用するため、炊飯時は必ず近くにいる必要があります。
コンロが2口以上ないと炊飯中は他の調理ができなくなってしまいます。
土鍋は炊飯器と違い移動させることも多く、落としてしまえば当然割れてしまいます。
土鍋でごはんを炊く際に最もよくある失敗は、焦がしてしまうことです。
失敗を防ぐコツは、必ずタイマーを使って時間を測り、お米と水の量を正確に測ることが重要です。
注意点がデメリットに感じるかと思いますが、メリットの方が遥かに多く、何よりごはんが美味しくなり、次の日以降も美味しさが持続するので、是非とも土鍋での炊飯に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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