三重県菰野町に窯を持つ山口陶器のブランド「かもしか道具店」

かもしか道具店

2024.10.18
ごはんの豆知識

土鍋でご飯をふっくら美味しく炊く方法

■土鍋ご飯の基本的な炊き方

・お米の計量と研ぎ方

土鍋でおいしいご飯を炊くためには、まずお米の準備が重要です。今回ご紹介する基本のステップとして、お米は通常通りに研いでから、夏場は20分ほど、冬場は一時間ほどを目安に浸水させるのがポイントです。浸水することで、お米が均一に水を吸収し、ふっくらとした炊き上がりになります。使用する水は、可能であれば浄水やミネラルウォーターを使用することをおすすめします。これは、水の質がご飯の風味に直接影響を与えるためです。

・炊くための火加減と時間

お米を浸水させた後は、土鍋での炊飯に移ります。手順として、最初は中火よりやや強火で加熱し、水が沸騰するのを待ちます。蓋がカタカタいいながら蒸気が出てきたら弱火にし、5分ほど炊きます。この加熱時間は土鍋のサイズや使用するお米の量によっても異なるため、微調整が必要です。適切な火加減を維持することが、美味しいご飯を炊くためのポイントとなります。

・蒸らしと仕上げ

炊き上がったら、すぐに火を止めて、蓋をしたまま10~20分ほど蒸らします。ご飯全体にふっくらとした食感を持たせるために、この蒸らし時間が最も重要です。蒸らしが終わったら、しゃもじでご飯を優しくほぐし、余分な水分を飛ばすことで、さらに美味しさが引き立ちます。


土鍋

■失敗しないコツとアレンジ

・おこげを作るポイント

土鍋でご飯を炊く楽しみの一つに、香ばしいおこげがあります。おこげを作りたい場合は最後の仕上げ、弱火の時間を1~2分延ばしてください。鍋底にお米が少し焦げ付き、香ばしい風味が生まれます。加熱しすぎると焦げすぎてしまうので、慎重に調整してください。

・土鍋の選び方と手入れ

土鍋選びはご飯の炊き上がりにも大きく影響します。重要なのは、蓋がしっかりと閉まることです。蓋の密閉度が高いほど蒸気が逃げにくくなり、均一な熱伝導が期待できます。さらに密閉度が高まることでお米がふっくらと炊き上がります。土鍋は使い終わった後、しっかり乾燥させてから保管することで、カビの発生を防ぎ、長持ちさせることができます。

■水加減と炊き加減の調整方法

・水の量の目安

土鍋でご飯を炊く際の水の量は、ご飯の美味しさに大きく影響を与えます。基本的な目安として、1合あたり約200mlの水を使用します。しかし、新米の場合はお米自体に水分が多く含まれているため、10~20mlほど水の量を減らすとより美味しく仕上がります。土鍋は炊飯器とは異なり、熱の伝わり方が独特なため、水の量と加熱時間を調整することで自分好みの炊き加減を見つけることができます。

・自分好みの硬さに仕上げるコツ

土鍋ご飯の魅力は、その炊き加減を細かく調整できる点にあります。ご飯の硬さを自分好みに仕上げるためには、何度か試行錯誤を繰り返しながら調整を行うことが重要です。たとえば、少し柔らかめにしたい場合は水の量を増やし、硬めに仕上げたい場合は加熱時間を延ばしてみてください。炊飯のたびに微調整を行い、自分だけの理想の炊き加減を見つける楽しみも土鍋ご飯ならではの魅力です。


ごはん

■まとめ – 土鍋ご飯の魅力と楽しみ方

土鍋で炊いたごはんは、ふっくらとした食感と豊かな香ばしさが最大の魅力です。炊き上がった瞬間から立ち上る湯気と、お米そのものの香りは、炊飯器ではなかなか味わえない特別なごはんの楽しみ方です。さらに、土鍋ならではのおこげが加わることで、食卓が一層引き立ち、いつものごはんがごちそうに感じられます。

土鍋ごはんの炊き方を一度覚えると、その美味しさと香りにやみつきになるでしょう。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、今回ご紹介した手順とコツをしっかり実践することで、失敗することなく、いつでもふっくら美味しいごはんを楽しむことができるようになります。

もし、これから土鍋を選ぶ際には、当店の「ごはんの鍋」を検討してみてはいかがでしょうか。ご飯を美味しく炊くために作られたこの土鍋は、使い勝手が良く、炊き上がりもふっくらと仕上がります。シンプルなデザインでありながら、どんなキッチンにも馴染むので、一度使ってみればその良さを実感できるかと思います。

 

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